
2015年11月12日(木)、法政大学多摩地域交流センターの登録団体の学生たちが、地域の方々との交流イベント『たままち日和 ~学生×地域 つながる未来~』を開催しました。そのレポートの続編(3本目)として、参加者のアンケートでの反応と学生の感想、本番までの行程をまとめます。
<参加者の反応と、学生たちの感想>
参加者には、終了後にアンケートに回答していただきました。
「全体として、参加してどうだったか」という問いに、アンケート回答者44名のうち、41名から参加して「よかった」、2名から「まあよかった」の評価をいただきました。
理由を聞くと、「いろんな人と交流できた」「地域づくり、人づくりに興味のある方々との情報交換ができた」「いろいろな視点を学ぶことができました」といった声が挙がりました。さらに「大学が中心となって地域、人をつなぐのもありだなと思いました」「普段出会うことがない人たちと、ざっくばらんな話ができ勉強になった。このようなface to faceの関係の場がとても重要であると再確認した」という声もあり、大学で、学生中心で企画したことに価値を認めていただけたと感じました。
特に、ワークショップが交流や情報交換の点で評価を受けたと見られますが、学生による進行について「準備(がきちんと)されてると好感がもてた」「学生ファシリテーターの方々がしっかり準備されてる印象がありました。各班の(学生による)発表もよくまとまってました」と評価いただきました。また、「地域の方とここまで話し込める機会はなかなかない。自分自身、活動にブランクがあったのですが、やる気が出た」との効果もあったようでした。
一方で、メニュー(設問)に沿って話し合いを進めていく点でやや不自由さを感じた方もおられたようで、「一人一人の話したいことがもっと聞きたかった!」「分刻みで話す内容を指示されましたが、フリートークの時間がもっとあるとよいと思いました」というご意見もありました。
今後については、「次回はフェスのような形で、大学の取り組み、地域の団体、地域の人が交流できる場があるといいと思います」との前向きな提案もあり、センターとしても、学生たちと共に、この経験をもとに新たな企画や地域での動きにつないでいきたいと感じました。
学生からは、第1部、第2部通して、運営主体として数々の反省点が挙がりました。新たな挑戦だったワークショップについては、大人との議論を舵取りする「ファシリテーション」に苦労し、地域での経験不足もあいまって力不足を感じたという学生が多かったものの、経験できたことを大きな収穫として受け止めていました。
<準備から本番までの行程>
5月 …HUCC学生スタッフ、たまぼらメンバーから、地域の方との交流会の提案が出る。
理由は▽昨年度までの地域版オンキャンに代わる団体横断イベントができないか、▽地域住民の方の「大学に行ってみたい」の声に応えたい、▽活動地域の方から活動についてのフィードバックを聞きたい
⇒各サークルに呼びかけ
6月8日 …第1回実行委員会を開催。これ以降、毎週月・水曜にミーティングを開催
7月20日…コンセプト、開催日、2部構成、イベント名を決定。予告チラシ作成
9月3日 …HUCC学生スタッフと後期の準備の進め方についてミーティング
9月29日 …後期開始、実行委員会再開、第1部企画班・第2部企画班・広報班が発足、企画や手配、出演交渉を開始
10月1、6日…ワークショップ体験
10月27日 …ワークショップ リハーサル、プログラム冊子の印刷発注
11月2日 …第1部リハーサル
11月5日 …ワークショップ リハーサル
11月10日 …全体リハーサル、運営マニュアル完成
11月12日 …本番
11月17日 …反省会
実行委員会 初回ミーティング時のホワイトボードの内容![]() |
コンセプト固めのためのブレインストーミング![]() |
実行委員会のメンバーたち(一部) ![]() |