
畑通じ地域活性化、旧城山町住民と大学生交流、育てた野菜使い「収穫祭」
2017年 8/5(土)、神奈川県相模原市・城山地域で、3年目になる『収獲祭』が行われ、その様子が神奈川新聞に掲載されました。「法政大学多摩キャンパスの学生たちが、城山地域の住民と交流を続けている。畑を借りて耕作するグループや、地域の見どころを地図にまとめ、魅力を再発見してもらうコーディネーター役のグループなど、さまざまな形で関わり、高齢化が進む地域の活性化を支える取り組みだ。5日には学生たちが育てた野菜が入ったカレーライスなどを振る舞い、感謝の気持ちを示す「収穫祭」を開いた。」と紹介されています。
「収穫祭」を主催した つながりプロジェクト、CommunityField に対しての地域の方からは…
『収穫祭』当日は、「有機農法サークルCommunityField」の秋野菜で作ったカレーライスを食べながら気軽な話し合いとして、城山地域での交流・魅力発見を進める「つながりプロジェクト」の作成した地図『里ナビ~そうだ!城山へ行こう』を見ながら“城山の魅力・らしさを伝えるために、どんな活動?”というテーマで、ワークショップを行いました。地域の方からも積極的な意見が出され、里ナビへの評価や(好評につき、新バージョンでの増刷が決定しました)、学生へのエールや期待、さらに地域への希望として「飲み屋がほしいな」という屈託ない意見も出され、学生と住民みなさんの気軽な距離が感じられ、豊かな時間となりました。
そんな学生へ向けた地域の方からの声が、新聞で取材されています。
● 城北自治会長の高木勇さん(71)は「おいしかった。野菜は支柱と結ぶなど手をかけないと食べるまで行き着かない。大したもので、よくやってますよ」と目を細めて褒めた。
● こうした活動に小松自治会長の大参正人さん(71)は、高齢化が進む地域の現状に「若い人の声が聞こえるだけで雰囲気が違う」と話すとともに、「地元は得るだけでなく、われわれが提供できるものは何かを考えていく必要がある」と知恵や道具の提供による関係維持の方法を模索している。
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CommunityFieldの畑で、農業を学ぶ。
今年「耕しの会」の発足や「ブルーベリー体験」の新企画も行われ、城山活動は、広がっています。
この日は、会食、ワークショップの後に、地域の方々がCommunityFieldの畑に足を運んで下さいました。この土地は、城山の小松自治会からお借りしていて、里山ののどかな風景に囲まれた日当たり抜群の場所です。借りるときは、学生の利便性にも配慮してくださり、トイレが必要だとコンビニの近くにしていただくなど、丁寧に配慮をしていただきました。CommunityFieldの学生は、この畑で初めて農業体験をするケースも多いため、この日の自然な流れで地域の方から受けたアドバイスが、大変有益なものとなりました(…草刈りをカマで行っていると話すと、草刈り機の導入を勧められ、一緒に買いに行っていただき、実際5倍くらい早く刈れるようになったそうです)。また、初めてこの畑を訪れた地域の方もいて、お互いをもう一歩踏み込んで知り合う良い機会となりました。
今年、こういった地域側の様々なサポートを得て、CommunityField以外の農業プロジェクト「耕しの会」が発足し、同じく小松自治会で土地をお借りし農業を開始しました。さらに、若手農家と組んでの「ブルーベリー体験」は6次産業化を意識しながら、ゼミや城山農業チームなど、横断的にメンバーが参加し、半年間実験的に活動しました。
城山地域と多摩地域交流センター、学生プロジェクトの連携は、点から面へ、少しずつ発展的に広がりを見せています。
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夏は地域の伝統行事、川尻八幡御礼祭に参加しました。
神輿担ぎ、お囃子、本部のお手伝いなど、地域と一体になりました。
8月27日には、毎年恒例の夏祭り「川尻八幡御礼祭」に、各プロジェクトから参加しました。特に神輿担ぎは、地域の若手不足から学生への期待も高く、今年も6名参加しました。また、地元の方が幼い頃から伝統的に担っているお囃子にも3名参加し、荘厳な雰囲気の中、見事に演奏していました。お囃子を体験した学生からのレポートをご覧ください。
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法政大学社会学部2年、つながりプロジェクトの石川です。
今年の城山夏まつり。 城山地域との交流を持つサークル、法政大学つながりプロジェクトは、お囃子に参加。 お祭り前日、2日間乗ることになる山車を整備する作業では、最後トラックの荷台に山車を乗せる作業に驚き。
お祭り1日目。 春日はやし連の皆さんと一緒に、山車の上で小太鼓を叩かせてもらいました。 道路を走りながら小太鼓を叩くのは最初不思議な感覚でしたが、馴れてきたら楽しくて仕方がない!! 御神輿も活気が溢れていて、圧倒されましたし、夜に6台の山車の提灯の明かりがつき、それぞれお囃子をしている様子は本当に綺麗でした。
2日目は、観客としてお祭りを見に行きました。もちろん、2日目もお囃子に参加できたメンバーは、夜まで参加。 屋台が密集していて、初めて見る屋台に興味津々。 山車が9台と、ステージでそれぞれお囃子の演奏があり、圧巻でした。 活気に溢れる城山地域。地域の方々とも交流を持つことができ、良い経験となりました。
来年もぜひ参加させていただきたいです。
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