
11月29日(日)、多摩キャンパスで、現代福祉学部馬場憲一ゼミの学生たちがシンポジウム『武相地域と戦争遺産~戦後70年 戦争の記憶を風化させないために何をすべきか~』を開催しました。学生たちが当日の模様をまとめたレポートを掲載します。
当日は学生たちと地域の方々、総勢25名が集りました。前半でまず、多摩キャンパスにあった陸軍の通信施設や、八王子の巨大な浅川地下壕の跡を初め、多摩キャンパスの周辺地域に残る戦争の遺物について、馬場ゼミの学生と、「浅川地下壕の保存をすすめる会」の中田均さんが発表を行いました。続いて後半では、そうした戦争遺産の存在を手がかりに、戦争体験者の語りによる記憶の継承が難しくなる中、戦争の記憶を風化させないために、地域で、若者まで含めた多世代で、何をすべきか話し合いました。
<開催概要>
2015年11月29日(日)13:30~16:00
会場:法政大学多摩キャンパス
第1部 パネルディスカッション(13:30~14:40)
1.法政大学多摩送信所跡と平和記念碑
パネリスト:馬場ゼミ 佐藤光翼、神子島るりか
2.浅川地下壕と松代大本営
パネリスト:浅川地下壕の保存をすすめる会 中田均氏
3.相模原の戦争の歴史と戦争遺跡
パネリスト:長妻燎平
第2部 意見交流会(ワークショップ形式)(14:50~16:00)
1.戦後70年間の平和についてどう考えるか
2.戦争遺跡についてどう感じたか
3.戦争遺跡の保存について
4.戦争の記憶の残し方、風化させないためにはどんな活動が必要か
※画像をクリックすると紙面が拡大されます。
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