
現代福祉学部の学生が中心に構成されている高齢者福祉ボランティアサークル「こはる」の「桜のつどい」(高齢者向けサロン)の活動が、相模原市緑区役所城山まちづくりセンターに地域における若手との連携活動として評価され、多摩キャンパスで取材を受けました。
高齢者福祉ボランティアサークル「こはる」は、当時、現代福祉学部で教鞭を取られていた福屋靖子先生のゼミ活動がきっかけとなり設立され、現在、現代福祉学部の学生が中心で約80名のメンバーが在籍しています。主な活動として、「桜のつどい」、「あいはらすこやかサロン」、合同サロン、芋煮会を開催しています。
今回、評価された「桜のつどい」は、2003年12月5日に福屋先生と谷ヶ原地区の小池美智子さん(昭和2年生まれ)とのつながりがきっかけで第1回のサロンを開催し、毎月1回のペースで現在まで継続して活動しています。「こはる」のメンバーは、軽い体操(介護予防体操)、談話、歌などのレクリエーションといったサロンのプログラムを季節感のあるものを考えながらできるものを検討しています。サロンで出されるおやつは、小池さんの指導の下で「こはる」のメンバーが作っています。「こはる」のメンバーにとってサロンの企画・運営だけでなく、小池さんから料理の知識や方法を学ぶことも楽しみの一つとなっています。
代表の黒澤美夏さん(現代福祉学部2年)によると、「桜のつどい」では月1回のサロンを開くことで、(1)地域コミュニティの絆が強まること、(2)高齢者の方とのかかわりを増やすことで学生の視野を広げることを目指しているそうです。また、サロンを企画する際に高齢者という対象について考えることで転倒防止のための机や椅子の配置や体温調整のためのお茶の温度について気を配るようになったそうです。今後、さらに魅力あるサロンづくりを進めていきたいという熱い思いをもたれています。
6月15日(土)に谷ヶ原自治会館(城山町)で開催された「桜のつどい」も城山まちづくりセンターに取材していただきました。この日は、谷ヶ原地区の高齢者14名、こはるからは20名が参加し、おやつづくり(ゼリー)、転倒予防体操、歌、レクリエーション、茶話会と盛りだくさんの内容で楽しい午後のひとときを過ごしました。
なお、「あいはらすこやかサロン」(町田市相原町)も2003年12月から毎月1回、開催しています。
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