
学生プロジェクト4チームが城山地域にはじめて集結し、地域の方と一緒に盛り上がりました。
8/4(木)に相模原市城山地域で、昨年につづき『収獲祭』が行われました。地元からは、小松・城北自治会の皆さん、学生は、城山地域で活動を継続している「つながりプロジェクト」「Community Field」さらに、ふだんは相模原市緑区・佐野川地域で活動する「佐野川プロジェクト」と八王子市・寺田地域から「カフェ部」も参加し、総勢50名以上で夏野菜の収獲を祝い、また佐野川茶や挽きたて珈琲を味わい、地域-学生が一緒になって盛り上がりました。これからの城山地域、さらには学生活動への意見交換もできて、豊かな時間となりました。
地域の方に感謝して、学生が心を込めてのおもてなし…でもいつしか城山のお母さん方大活躍
昨年度、城山地域を取材し、イイトコ探しのガイドブック『城山のトリセツ』をつくった「つながりプロジェクト」から、地域の方々にお声掛けをして、「Community Field」の学生たちが、小松の農地で有機農法で育てた夏野菜をありったけ収獲し、「佐野川プロジェクト」は自ら収獲しパック詰めした佐野川茶を持参し、「カフェ部」は寺田でいつも出店するカフェセット一式を持って、朝早く、城北センターに集合しました。メニューは、そうめんと野菜の天ぷら食べ放題。たくさん盛られた野菜をざくざく切って、次々揚げて、男子も女子も調理していると、城山のお母さんたちが、どんどん手伝ってくれました。また、学生では栽培が難しかったみょうがなどは、地域の方の畑からいただきました。
なんとか50人前の料理が、色とりどりに並び、みんなで一緒に「いただきます!!」新鮮なプチトマトやふかしたじゃがいも、そして天ぷらの茄子、サツマイモ、オクラ、ピーマン、などなど、美味しくいただきました。
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学生から地域活動の紹介、他地域から見た城山の魅力
収獲した野菜を味わいつつ、つながりプロジェクト・リーダー簗瀬君の進行で、学生活動の紹介をしました。Community Fieldは、今年はじめて八王子の団地(寺田&館ヶ丘)で野菜が売れたと報告しました。自分たちの活動をまとめた模造紙もカラフルで、目を引きました。またカフェ部は、その場で豆を挽き香りのいい珈琲を食後にふるまいました。佐野川プロジェクトは、佐野川茶を水出しを提供しました。リーダー田口君から、同じ緑区ながらさらに山間部で人口も少ない佐野川地域と比べると「城山の人達はいつもこんなに仲がいいんですか?」など質問が出ました。他地域から見ると、自治会がしっかりしていて交流も密な城山地域は、とても新鮮だったようです。「皆さんがとても生き生きしていて楽しそうで、違う地域から参加できてよかった」との言葉もありました。対して、小松自治会長・大参さんからは「学生と一緒に『城山のトリセツ』のインタビューに行くと、無口な方も饒舌になって、長年の付き合いの中では一度も聞いたことのない話がどんどん出て来て驚いた」と学生による地域再発見の効果を話して下さいました。また、城北自治会長・八木さんから「城山地域のマップづくりを一緒にやってほしい」というラブコールや、相模原自治会連合会の会長・副会長からは「引きこもりになっている高齢の方との話し相手をしてほしい」と新しい期待の声も上がりました。
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ミニ・ワークショップを開催し、地域-学生、エールの交換となりました!
歓談しながら、いろんな方がマイクを手に想いを語って下さいましたが、50名と参加者が多かったため、声を拾うミニ・ワークショップを行いました。質問を付箋に書いていただき、まとめて読み上げ、さらにご本人にインタビューしながら、紹介していきました。
●地域の方—“学生にしてほしいことありますか?”
●学生へ—“城山に来てみて一言”
たくさんの意見があがりました。一部紹介します。
【地域の方から学生へ】
〇いつもいろいろ関わってもらって、本当に助かっています。ありがとうございます!!(×2)
〇地域交流を積極的に実践していただいている事を知り、大変嬉しく思いました。
〇野菜だけではなく、果物の作り方、教えるよ!
〇良い街、良い城山地域にするには? 一緒に考えてほしいな。
〇八幡様のお祭り神輿かつぎをお願いします!(×3)
>毎年参加させて頂いています!
〇城山地域は「城北」「小松」地区以外にも、谷ヶ原、久保沢、向原、原宿、町屋、小倉、葉崎、若葉台、都畑と全部で12地区あります。他の地区にもぜひ目を向けてください。
>はい、徐々に自然に広がるといいです。谷ヶ原では「こはる」というチームが毎月高齢者サロンを開催しています。
〇お茶美味しい、売りますか? お茶づくりに入ったきっかけは?
>ありがとうございます。来年以降の販売を検討しています。きっかけは、旦那さんが倒れられたため茶畑の手入れが出来なくなったお宅でのお手伝いです。はじめはお茶の収獲よりも景観保全として活動していました。(佐野川P 学生)
〇大学と地域の関係はゆっくりで良い。進もう。止まらないで!!
【学生から城山地域の方へ】
〇自分たちのサークルで育てた野菜を地域の方においしく食べてもらって嬉しかったです。(×3)
〇こんなに多くの方に集まって頂けてとっても良かったです。この縁を大切に、これからもよろしくお願いいたします!
〇今年初めて参加して、地域の方が若者を必要として下さっていることを知りました。
〇家でほとんど料理をしないので、きっと知ってて当然ということも知らなかったと思うけれど、地域のの人が「最近の若者は」なんて馬鹿にしないで優しく教えていただき、嬉しかったです。とても気さくに関わってくれて、びっくりしています。地域を歩いたり、お泊り会もしてみたいです。いい経験になりました。
〇もっともっと地域の方に、たくさん会いたいです。収獲祭をつづけていきたいです!
〇収獲祭を終えて、CFの代表になったという自覚と責任を感じました。ですが、ピーマンの天ぷらが予想以上においしかったので、もう少し頑張れそうです。
〇今回、収獲祭に呼んでいただいて、城山内で様々なつながりがあることを実感しました。たまぼらが活動している地域では、交流が少ないので色々と参考になることが多かったです。
<企画提案—主に、つながりプロジェクトより>
〇「城山に泊まろう!」
〇マップづくりやりたいです! (×2)
〇やきいもパーティーしたいです。
〇地域のみなさん、子ども達とハロウィンパーティーしたいです!
ちなみに、ワークショップというスタイルは、2年前につながりプロジェクト主催の『カタリバ』(年4回実施)にはじまり、昨年度は「城山里地里山観光振興協議会」からの呼びかけで、地域交流センター長・図司先生がアドバイザーとなり、多摩地域交流センター×城山まちづくりセンターも協働しプランニングして、地域の方々にも浸透してきました。当初はワークショップというカタカナの耳慣れない言葉から前向きにとらえていただけないこともあったのですが、学生も参加して続けるうちにゆっくり変わり、今は地域の方から「ワークショップしないの?」との声が出るそうです。学生という若者・よそ者も一緒に地域を考えるという、立場を越えた平場の関係づくり、さらには主体的にかかわる地域活動の醸成として、今後も大切にしていきたいと思っています。
『収穫祭』開催概要
▽日時: 8月4日(木)11:00~14:30
▽場所: 相模原市 城北センター
▽学生たちの参加:
●つながりプロジェクト
城山を元気にする活動を地域のパートナーになって展開。現在は「川尻夏祭り」に向け、お囃子を稽古中。
●有機農法サークルCommunityField
相模原市の小松農園で無農薬野菜を栽培。収穫際の食材を提供しました。
●カフェ部
グリーンヒル寺田で月に1回「寺田ティータイム」を開催。秋からは、週に1回開催できるよう準備中。
●たまぼら 佐野川プロジェクト
相模原市の佐野川で学生たちが手入れして収穫したお茶を他地域で積的に提供し、佐野側PRを積極的に展開中。
▽地域側のご参加:
●小松自治会
●城北自治会
●相模原市自治会連合会
当日、ご取材いただき、ホームページに掲載いただきました。
【城山地区】収穫祭が開催されました (←クリックすると掲載ページに飛びます)
城山の方々と学生の交流、さらに学生間のプロジェクト同士の交流が深まりました!!
和気あいあいとした楽しい時間が終わり、地域の親切なお母さん方にもかたずけを手伝っていただき、会は無事終了しました。終わってから、学生で輪になって全員の顔を見ながら振り返りを行いましたが、どのチームからも「城山地域と交流できてよかった」「他地域と関わることで、自分たちの地域を見直すきっかけになる」「野菜もお茶も珈琲も喜んでもらえてよかった」「今度は、城山だけでなく、佐野川にもいけるか検討しよう」とコラボレーション自体にも手ごたえを感じた感想が交換されました。学生同士の連携が、今後も発展しそうです。
収穫祭のあとは、お囃子のお稽古
各チームが順々帰路についたあと、つながりプロジェクトの女性陣は残って、お囃子の稽古にいそしみました。8月27日の川尻の夏祭りで地域の方と一緒に鳴らします。城山の夏の行事はこれからが本番。地域の活気に負けず、学生もまだまだ盛り上げていきます!!
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