
現代福祉学部 保井ゼミによる『寺田歴史物語』
7月17日(金) 17時から、法政大学から保井美樹教授のゼミナールが、住民参加歓迎のオープン形式で開催されました。『寺田歴史物語』講師は、八王子市市史編さん室で情報管理官をされている佐藤広氏。
佐藤さんのお話しは細部からはじまり次第に広く、全く知らなかった寺田の姿を教えてくれました。
寺田をゆっくり歩くだけで見つかる石碑や、そこに刻まれた銘文から江戸時代にコミュニティが小グループで沢山あったことや、当時は文字を記すのにおおらかで当て字も多く八王子も八王寺と記されていたこと、また寺田は中世末まで上寺田・中寺田・下寺田のムラとして在り、江戸から「寺田村」明治22年「横山村」昭和30年から八王子市になった経緯や、明治26年までは神奈川県であったこと、さらにはお台場と寺田の縁など、目から鱗の豊かな時間でした。
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地域の方×学生、一緒にグループワーク
この日の参加者は地域の方・ゼミ生合わせて45名。
空き店舗を満員にして、夕暮れに鳴くヒグラシをBGMに、みなさんメモを取りながら、持参の地図を眺めながら熱心に聞き入っていらっしゃいました。
佐藤先生のお話しのあとは、保井ゼミの学生と地域の方交えて、本日の感想や、今後のオープンゼミで勉強したいことなどを出し合いました。「佐藤さんのお話しを聞いて寺田についてこんなに見落としていることがあったかと驚いた」「これからもオープンゼミを続けて欲しい」などの声が上がりました。
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今日はゼミが地域で開かれた、歴史的な日
実は佐藤さんは、大学院に編入した時に保井ゼミに所属していました。
本日の講座を受けて保井先生は「佐藤さんが、歴史を過去のものとせず、まちがどうつくられてきたかを知り、これからのまちづくりや地域課題に活かすといった姿勢を改めて感じた。そして今日は、法政大学から初めてゼミが飛び出して寺田で開講した歴史的な日と言えるかもしれない。これからも寺田とみなさんと一緒にやって行きたいと思っています」と語られました。
ゼミの前には、、、16時~play time 子どもと遊ぼう!
また、このオープンゼミの前には、近くの学童の子どもたちと学生が遊ぶ時間もありました。
台風が無事通過し、快晴になった寺田の広場で、元気いっぱいドッチボールや鬼ごっこ、かなへびを捕まえて遊んでいました。
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次回のオープンゼミは、10月を予定しています。
また、アッとほーむイベントでは地域の方と学生が一緒に賑わい、7/12の5回目には300名の方々が参加し大盛況でした。
法政大学と寺田地域の方々の交流拠点としての空き店舗の活用を、今後も継続し発展させていきたいと思います。