
現代福祉学部福祉コミュニティ学科の水野ゼミは、大学コンソーシアム八王子で行った提案(八王子駅南口の個人店舗の活性化策)の実現を図りながら、地域と学生が協働することで八王子駅南口周辺地域にどのような効果があるかについての検証を行っています。その一環として、10月27日に開催されたHoney’s Gardenに参加(出展、仮装)しながら南口周辺地域の現状把握と基盤調査を実施していました。今回は、イベント運営側が聞くことが難しい来場者の声を聞くことも調査に並行して行っていました。調査だけでなく、イベントの準備から携わり、希望された店舗のお手伝いもし、地域にかなり溶け込んでいることがうかがえました。
Honey’s Gardenでの水野ゼミの取り組みの成果が、南口周辺地域の将来的な盛り上げに貢献することを期待しています。以下に、水野ゼミのレポートを掲載しておきます。なお、現在、水野ゼミの取り組みに興味を持った地元メディアが密着取材を行っています。(有田洋人)
<水野ゼミのレポート>===============================
現代福祉学部水野ゼミが、JR八王子駅南口「Honey’s Garden」に参加しました。
現代福祉学部水野ゼミが、10月27日(日)にJR八王子駅南口(以下南口)で行われたイベント「Honey’s
Garden」に参加しました。Honey’s Gardenとは、普段夜間しか営業していない商店の多い南口で、各店が昼間から営業するイベントです。そして、周辺住民に商店街をアピールし、南口を盛り上げようという目的があります。
Honey’s Garden当日、水野ゼミは「KIDS BAR」という子どもを対象とした企画の出店、南口の実態を探るためのアンケート調査や行動調査を行いました。
KIDS BARは、Honey’s Gardenにお酒を提供する店舗が多く子どもが楽しめる場所が少ないということで提案した企画です。この企画では、ジュースの販売とプラ版アクセサリー作りのワークショップを行いました。KIDS BARのテントは、子どもが喜ぶデザインの研究をしている東京造形大学春日ゼミの方々に依頼し、人目を引くポップなテントとなりました。Honey’s Garden当日、子どもたちが多く集まり、特にプラ版アクセサリー作りのワークショップはとても人気でした。出来上がったアクセサリーを得意げに身に着けイベントを楽しむ子どもたちがたくさんいました。
アンケート調査は、Honey’s Gardenの来場者を対象に年齢、性別、居住地、イベントの参加目的、南口の利用状況などについての質問を行いました。アンケート担当のゼミ生は、慣れない取り組みに最初は苦戦したものの、多くの来場者が快くアンケートを引き受けてくださったことで徐々に慣れていき、4時間で計130名の来場者から回答を得ることが出来ました。今後はこの調査に基づき、南口の現状や課題を客観的に考察し、地域や商店街等の関係者、都庁や市役所等行政への報告や新たな提案を重ねていくことで、長期的な視点で南口に人を呼ぶ仕掛けをつくることを目指しています。12月からは、実際に地域や行政を対象とした報告会の開催を予定しています。
また、Honey’s Garden当日だけでなく準備、打ち合わせ、反省会などにも参加したことで、地域の方々との連携を深め、新たなネットワークを形成することが出来ました。準備の一環で商店に通ったこときっかけとして、今ではその店の常連客となったゼミ生もいます。
水野ゼミにとって今回のHoney’s Garden参加は、南口での本格的な活動のスタート地点に過ぎません。ここでの経験を活かしゼミ生として、また「一八王子人」として、今後も地域との繋がりを大切にしていくことをゼミ生一同で決意しています。
ハニーズガーデン http://honeysgarden.trickyweb.jp/
水野ゼミFacebook https://www.facebook.com/hosei.miznote
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Honey’s Gardenでの水野ゼミの取り組み風景
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