イベント情報

5/31「さがみ風っ子トレイルランニング」の開催に協力しました

陸上競技部、スポーツ健康学部、社会学部、地域交流センター登録団体などの学生も協力

多摩地域交流センターでは、2015年5月31日(日)、「第6回さがみ風っ子トレイルランニング」(主催:さがみ風っ子トレイルランニング実行委員会、主管:公益社団法人 相模原青年会議所、会場:相模原市緑区城山湖周辺)への開催協力を昨年に引き続き実施しました。

事前の予報では心配された天候にも恵まれ、陽焼け確実、熱中症への注意が伝えられる中、参加者が続々と集合して900名弱(400組弱)のランナーが広場を埋め尽くすと、楽しいイベントの興奮だけでなく、スポーツの大会特有の「やる気オーラ」も発散されて熱気を感じました。

実はこの大会、エントリーには趣向を凝らしたルールが設けられ、二人以上のグループ(親子のグループとそれ以外の友人・家族などグループに分けられている)での参加が必要です。これは実行委員会がタイムよりも家族や人と人の「絆」を大事に考えて具現化したルールで、したがって、ゴールは「グループが揃って」「手をつないで」テープを切ることになっています。

参加区分は、グループの種類で「親子」と親子以外の組み合わせの「絆」の二つに分けられ、それぞれに長い9㎞と短い4.8㎞の2種類のコースがあり、計4区分に分けられています。それぞれゼッケンの色が違い、絆の部9㎞、親子の部9㎞、絆の部4.8㎞、親子の部4.8㎞の順に時間をおいて先導(陸上競技部)のリード(コースの誘導を兼ねて後続のペースに合わせて引っ張る役目を負っています)に続いてスタートしていきました。

スタート前の9㎞組は、ある程度クロスカントリー走に慣れて自信がある方々のクラスだけに、大人グループの「絆の部」には大人の集団らしい落ち着きの中に静かな闘志を感じましたし、「親子の部」では、少々緊張気味ながらも子どもたちのむき出しのやる気と親の静かなやる気が一体となったエネルギーを感じました。

4.8㎞組も4.8㎞だから楽などということはなく、それぞれの緊張とやる気を内に秘めつつも、「楽しむこと」への期待で陽気な笑い声が弾けていました。

コースは画像のとおり山道のアップダウンが主体ですが、ロードのアップダウンとも異なり、不整地でのランは一味もふた味も違うものでしょう。途中でリタイヤする方も少なくありませんでしたが、当日の陽気を考えると当然ですし、市民競技を楽しむうえで重要な心構えと勇気をお持ちのランナー方が参加されていたと理解しています。そうした参加者の協力のおかげもあって、大きな事故なく無事に終了できたと言えます。

ゴールでは、どのグループも互いに励まし合っての完走・ゴールなので、みなさん良い顔で最後のスパートを掛けて、拍手と「お帰り」の声にまぶしい笑顔でゴールするのが印象的でした。

各クラスのトップは先導とともに走りこんできますが、先導がランナーのペースを確認しながら速度を調節して引っ張る姿や、親子と一緒に手を繋いでくるシーンも見られました。もう1・2周行けそうなほど元気な方が多いのにも驚きました。

9kmコースは距離的に小学生には厳しいものでしたが、親を置き去りにしてゴールする子供や、その逆に走ることに熱中して一人でゴールするお父さんなどもおり、様々なゴールシーンは歓声や笑いに包まれて見応えがありました。掲載の画像で雰囲気をご覧ください(ゼッケン番号が同じ人がグループです)。

参加ランナーのみなさん、お疲れさまでした。

法政大学の開催協力の内訳は、
①競技における先導・後走・保安走・コース要所での誘導・安全確保や給水所担当に陸上競技部長距離ブロックの学生たち
②救護面での医療補助担当にスポーツ健康学部の泉ゼミ(アスレチックトレーナー学・実地)の学生たち
③行事進行での司会担当には社会学部の学生たち
④地元の城山観光協会が出店した特産品などの宣伝・販売所の手伝いに、農地耕作を通じて地域活性化を図る学生団体(コミュニティーフィールド)
⑤その他、陸上部副部長でスポーツ健康学部の成田道彦先生、泉ゼミの泉重樹先生
などの関係者を含めて総勢60名ほどが協力に携わりました。

先導を務めた陸上競技部の学生(キャリアデザイン学部4年)の声を聞けたので紹介します。
「私は絆の部(友人・知人・親類などの大人グループの区分)9キロの先導を担当させていただきました。先導という役割があっても、城山湖のコースを誰かと一緒に走ることはとても楽しい経験でした。今大会で、自分自身トレイルランを走ることが好きなのかもしれないという発見もあり、機会があれば今度は一参加者として走りたいと思います。」

みなさんも、誰かと一緒に自然の中を走ってみたい・・・そんな気分になったときには、この大会も候補になると思います。楽ではありませんが、走り切る喜びはたっぷりあると思います。

(1)陸上競技部(右側)、泉ゼミ(左側)の学生たち (2)陸上競技部の学生たちに注意を与える成田先生(中央) (3)泉ゼミの学生たちと後ろから声を掛ける泉先生、各自の背中には救護用具のバッグが (4)進行司会を担当する社会学部の学生たち (5)城山観光協会の出店を手伝うコミュニティーフィールドの学生たちと観光協会の方々 (7)競技上の注意を聞く参加者 (8)絆の部9kmスタート前「静かな闘志が」 (10)親子の部9㎞スタート「さあ行くぞ」 (12)親子4.8㎞スタート、すごい人数が「ゴー」 (14)城山湖から山に入る登りを颯爽と、黄色ゼッケンは親子の部9㎞ (15)トレランの大部分はこうしたハイキングコース (16)急な下りもそこここに、誘導が立っていますが気を付けて。白いゼッケンは親子の部4.8㎞ (25)ゴールが見えると笑顔と元気が戻ります、もう一周行けそう? (29)きついけど楽しいラン、走り方もいろいろ (30)ゴールではスタッフのハイタッチが出迎え