センターからのお知らせ

2015年度 多摩地域「学生プロジェクト」助成金 9団体に決定

多摩地域「学生プロジェクト」助成金
2015年度は9団体に提供します

法政大学多摩地域交流センターでは、多摩キャンパスの近隣地域(町田市・相模原市・八王子市など)をフィールドに、地域づくりや地域の課題解決につながる活動を行う学生団体を支援する、多摩地域「学生プロジェクト」助成金の募集をし、9団体から応募を受けました。多摩地域交流・連携委員会(委員長は図司直也・現代福祉学部准教授)が審査員となり、活動計画などを盛り込んだ申請書による書類選考に続き、5月23日(土)にプレゼンテーション審査を実施。その結果、下記のとおり、学生団体6、ゼミ3の計9団体に総額95万1542円の助成を行うことを決定しました。

この助成金制度は昨年度から開始したもので、今年度が2回目。応募数は7から9団体に増え、5団体が初めての応募でした。内容も、団地などの活性化・住民の居場所づくりから、高齢者向けの交流サロン、子どもを対象とした活動に、農業や文化遺産・歴史資源を糸口とした地域交流まで、多様性を増したラインナップとなりました。助成は1件あたり15万円を上限に申請を受け付けましたが、活動する学生や地域の方々に負担を求めてもよい項目や支出を抑えられる項目がないかなどを精査して助成額を決定しました。

▽審査期間
・書類審査        5月11日(月)~15日(金)
プレゼンテーション審査 5月23日(土)

▽審査結果

プロジェクト名

助成金額

こはるサロン活動 (高齢者福祉ボランティア) <団体名:こはる> 100,752円
「中心子どもの家」(児童養護施設)における育ちの支援 <団体名:キラキラ星> 88,000円
藤野里山保全プロジェクト(佐野川) <団体名:たまぼら> 118,670円
農を通じた地域交流プロジェクト <団体名:Community Field> 111,000円
@団地 法政大学×地域 活性化プロジェクト <団体名:@団地プロジェクト> 116,520円
法政大学カフェ部 <団体名:法政大学カフェ部> 118,100円
わくわくほうせい! <経済学部・青山ゼミ(山崎ゼミ)> 95,000円
八王子駅南口 空き店舗活用プロジェクト~リタイア男性の生き甲斐と居場所づくり~ <現代福祉学部・水野ゼミ> 90,000円
市民とともに武相地域の歴史と文化遺産を学ぼうプロジェクト <現代福祉学部・馬場ゼミ> 113,500円

■ミニレポート:プレゼンテーション審査

応募団体にとっては、5月23日のプレゼンテーション審査が、助成金応募の最大の山場となりました。審査員に向けてまず最初は5分間の企画説明。限られた時間で助成の必要性を訴えるため、地域にもたらす効果や自分たちが得ることができるものなど、プロジェクトの意義をいかに確に伝えるか苦心の跡が見られました。その後は約7分間、審査員との質疑応答。審査員からは、地域のパートナーの確認等の質問だけではなく、数々のアドバイスも飛び出しました。
「ふだん地域に出かける形で実施している活動なら、逆に多摩キャンパスに来ていただいて法政大学をアピールしてはどう?」
「いろんな可能性を秘めた活動だけど、地元にあるものの魅力をいかに生かしていくか、住む人の声を大事にして耳を傾けて!」
参加者たちは真剣な顔でメモを取るなどし、学生の貴重な学びの場ともなっていました。

▽参加者(写真掲載した団体以外)
こはる:関信一郎さん、御園生美鈴さん、大滝綾乃さん
キラキラ星:安部昴さん、黒澤恵理さん
たまぼら:相原栞さん、田口修弘さん
@団地:大野貴文さん
青山ゼミ:大石奈実さん
馬場ゼミ:神津秀樹さん

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Community Fieldの、左から順に森岡藍さん、三宅涼介さん、舟串大希さん。相模原市城山の農地で作物を作ることで、周辺の住民の方々と学生を結ぶことを目指す。  カフェ部の光山未織さんは、寺田団地でのカフェ運営を通しての地域活性化プランを発表。活動時のユニフォーム・緑色のエプロンを着けて臨んだ。  水野ゼミの飯島隆斗さん。八王子駅南口の活性化プロジェクトは昨年の続く応募だが、今年度は空き店舗でのカフェの実現に取り組む。他大学や地域企業とも協働する。