イベント情報

センター登録学生団体による「もちより あーっとフェスティバル inおひさま」が開催されました。

6月2日(土)に、グリーンヒル寺田という団地の活性化、地域交流を目指し、地域交流センター登録学生団体「@団地」が企画した「もちより あーっとフェスティバル inおひさま」が開催されました。

会場となったグリーンヒル寺田商店街には2016年、活性化と交流の拠点として、空き店舗を利用したコミュニティスペース「おひさま広場」がオープンしました。

この「おひさま広場」で昨年、「特技を持つ魅力的な住民さんを発掘しよう」と「おひさまマルシェ」を企画したのが「@団地」の学生たちです。

その前後にも「おひさま広場」では住民の方のボランティアによるカフェや、写真展など様々な企画が催され、地域コミュニティの重要な拠点として認知されてきています。

しかし、「おひさま広場」の位置する商店街の空き店舗は変わらず多く、昨年には団地内唯一のスーパーマーケットが閉店し、人々の集いの場としては寂しい印象となっています。

そこで「@団地」の学生が再び登場。「おひさま広場」と商店街とを一体としてとらえ、商店街全体を交流の場としていくため、昨年の「おひさまマルシェ」をパワーアップさせた「もちより あーっとフェスティバル inおひさま」が開催されました。

 

イベントの主役はグリーンヒル寺田の住民の方々。住民の方々の隠れた特技を発掘し、もちよった特技を交流のきっかけにしようというのがこの企画のコンセプト。
世代、性別問わず多くの方々に参加頂けるよう、昨年のマルシェに加え、パフォーマンスや子供向けプログラム、本を通した企画などを通し、さまざまな特技がもちよられました。

 

 

みてみて!『てづくりマルシェ』では、
手芸やお菓子、野菜など、住民の方々の「てづくり」の品物による14の出店で、シャッターの下りた店舗前に賑わいがうまれました。

「城山地域」で活動する「Community Field」の学生たちは、自分たちの畑で育てた野菜を出張販売しました。

 

 

つくろう!『アート広場』では、

ウクレレやキーボードのバンド演奏が行われ、商店街を耳でも楽しむことができました。

バンドを伴奏にフラダンスが披露され、商店街に華やかさが添えられたほか、体験会も行われ、振付の意味などを教わりながら来場者もダンスに参加しました。

 

 

また、「寺田のいいところ」をテーマに「てらだカルタ」を作成。

読み札や絵札を子どもたちとともに作成し、できたカルタは会場中心のエリアにて、みんなで遊びました。

 

 

『もちより図書館』では、来場者がおすすめの本をもちより、手作りのポップを通して交流しました。集まった本は無料で持って帰ることができました。

また、「館ヶ丘地域」で活動していた学生発案の「旅する古本」という企画とコラボレーションすることで、持ち帰った人の感想が、本の提供者に伝わる仕組みも取り入れられました。

 

 

「おひさま広場」では、日ごろ活動している住民さん運営の「カフェおひさま」と、法政大学の「カフェ部」がコラボレーションし、この日のための特別メニューが販売されたほか、飲食のスペースが「おひさま広場」外まで広がり、商店街の賑わいをつくるのに重要な役割を果たしました。

 

さらに、「佐野川地域」で活動する学生や、日ごろ学生が活動している寺田外の地域の住民の方々にも足を運んでいただき、グリーンヒル寺田の住民の方々同士の交流はもちろんのこと、さまざまな地域間の交流が、グリーンヒル寺田の商店街に生み出されました。

 

今回の「@団地」企画をきっかけに、空き店舗を活用した「おひさま広場」での企画は、さらに商店街一帯を視野に入れた野外空間の活用へと広がり始めました。

また、「おひさま広場」「商店街」「グリーンヒル寺田」「寺田外の地域」と、あらゆる層での地域交流を考えることのできる、とても複雑で魅力のある企画となりました。

「@団地」の学生たちは、さっそくグリーンヒル寺田を舞台とした次の活動の企画にとりかかっています。